カーミングシグナル「犬語」鼻をなめる
今回はカーミングシグナルの中でも素早い行動なので、気づくことや判断が少し難しいと感じることがあるかもしれませんが、行う頻度は高いシグナルかと思いますので詳しくご紹介いたします。
鼻をなめるとはどんなカーミングシグナル?
鼻をなめるカーミングシグナルは、とても素早く舌をペロッと一瞬だけ出してなめる場合が多いかと思いますので、気づくことが難しいことや、見逃してしまうことがあります。
ですが、飼い主の皆さんは見たことが多い行動でもあると思います。
ご飯やおやつが近くにあるわけではないのに、ふとした時に鼻をなめていたり、なんでもないと思うときに鼻をなめている場面を見たことはないでしょうか。
鼻をなめる理由
犬が不安や緊張、ストレスを感じた時に鼻をなめるシグナルを出します。
例えば、飼い主が愛犬に覆いかぶさるように近づいたり、ぎゅっと抱きしめたり、突然つかまえたり、声を荒げた時に、愛犬が鼻をなめていたことはないですか?
この時愛犬は、飼い主のことをすごく嫌がっているわけではなくとも、突然の出来事なことや、覆いかぶさることに対する少しの不安から鼻をなめるシグナルを出しています。
また、愛犬にとってぎゅっと抱きしめられる行為は少しストレスと感じる場合もあります。
他にも、病院で獣医師が診察台の上に乗せようと抱きかかえると、舌を出して鼻をなめることがあります。
病院は愛犬にとって嫌な場所や緊張してしまう場所と認識されていると、このシグナルが発せられるかと思います。
鼻をなめるカーミングシグナルの向き合い方
まず鼻をなめるシグナルの場合、不安や緊張、ストレスから用いられる行動なので、その原因を取り除いてあげましょう。
飼い主が覆いかぶさることやぎゅっと抱きしめるという行動は、愛犬のことが大好きでしてしまうと思います。
ですが、犬によっては抱きしめられることが苦手だったり、飼い主からの愛情表現ということが分からずに不安に思う犬もいるかと思います。
愛犬の様子も確認しながら、カーミングシグナルが発せられていないか見逃さないようにすると、愛犬とよりよい関係になれるのではないでしょうか。
まとめ
鼻をなめるというカーミングシグナルは私たち人間が同じ動きをすることは難しく、使用できないシグナルの1つです。
今後も犬たちしかできないカーミングシグナルの紹介をしますが、私たちができなくても意思を理解してあげることはできます。
様々なカーミングシグナルを知ることで愛犬の気持ちを深く理解することができるでしょう。
愛犬と楽しく毎日を過ごせるように、カーミングシグナルを意識してみてください!
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