カーミングシグナル「犬語」伏せ

by スタッフAlice’s Dog & Cat

カーミングシグナル「犬語」伏せ

犬の伏せの状態はよく見たことがあるのではないでしょうか。

この伏せの行動も時にはカーミングシグナルの場合があります。

今回は伏せのカーミングシグナルについて紹介いたします。

伏せとはどんな行動?

伏せとはどんな行動?

伏せはしつけの1つとして飼い主から愛犬に指示を出すこともあるかと思います。

その時と状態は同じで、お腹を地面につける体勢が伏せとなります。

伏せのシグナルは犬たちとってに強力なシグナルであり、その場の中でも上位の犬によって用いられるシグナルでもあります。

伏せをする理由

伏せをする理由

伏せのカーミングシグナルは、子犬の遊びが乱暴になったときや、自分より幼い犬が自分を恐れていると感じた時などに落ち着かせるために使用されます。

さらには犬同士の遊びの最中に、自分は疲れたのでみんなも少し落ち着いてほしいというメッセージを周囲に伝えるためにも用いられます。

例えば、犬同士が遊んでいる場所で、興奮しはじめ遊びがだんだんとエスカレートし始めた時、ひとりの犬が中心に行き伏せのカーミングシグナルを発します。

そうすると数分で他の犬たちは静かになり、他の犬たちも全員伏せをしだします。

また、相手の犬が怖がって近づけない状態の時にも、伏せのカーミングシグナルを出すと相手の犬から近づいてくることがあります。

伏せのカーミングシグナルの向き合い方

伏せのカーミングシグナルの向き合い方

伏せのカーミングシグナルは相手の犬や周囲の犬に対して落ち着いてほしいという気持ちの表れです。

このシグナルは飼い主も使用できるシグナルなので、もし愛犬がストレスを感じることがあり、イライラしているように見えたり、しつこくかまってほしいとまとわりついてくることがあったりしたら、飼い主が伏せのような体制で横になってみると、愛犬はカーミングシグナルに気づき、落ち着きを取り戻すと思います。

また、他の犬と会った時に、その犬が怖がって近づいてこないときは、まず私たち人間が先に伏せのような体制で横になってみてください。相手の犬から近づいてきてくれるかと思います。

まとめ

カーミングシグナル 伏せ

 

伏せのカーミングシグナルは相手を落ち着かせるために、落ち着いてほしいと思う気持ちから発せられます。

また、伏せのシグナルは飼い主も使用できることから、愛犬や他の犬たちが興奮しているときや騒がしいと感じた時には伏せのカーミングシグナルを用いてみてください。

カーミングシグナルは犬同士だけでなく、人間と犬でも理解し合うことはできます。

私たちはカーミングシグナルを学ぶことができても、犬は人間の言語を学ぶことは難しいです。

私たちが愛犬のためを思ってカーミングシグナルを学ぶことは、愛犬とのコミュニケーションを円滑に取れることにも繋がります。

カーミングシグナルを理解し、愛犬との生活を豊かなものにしましょう。

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