秋冬の寝具切り替え、いつから?
カレンダーではなく、室温から決める
「そろそろ冬用に替えたほうがいいですか」「まだ暖かいけど、朝だけ寒そうにしている」「去年は替えるのが遅くて、震えてから気づきました」——10月に入ると、このご相談がぐっと増えます。
お答えはいつも同じで、カレンダーではなく室温で決めてください。10月20日だから、という基準には意味がありません。そしてもうひとつ知っておいてほしいのが、犬は1日の琰46%を寝床の上で過ごしているということ。散歩の道具より、実は接している時間がはるかに長いのです。
切り替えの目安は朝いちばんの室温が20℃を下回る日が続いたら。日付では決められません。そして置き場所も同時に見直してください。窓際と出入口は、ベッドを替えるより先に効く要素です。費用もかかりません。
結論:室温20℃が切り替えの目安
同じ日でも、札幌の木造住宅と福岡のマンション高層階では10℃以上違うことがあります。だから日付は基準になりません。
目安にしていただきたいのは、朝いちばんの室温です。人が起きる前、暖房が入っていない時間帯。ここが20℃を下回る日が続くようになったら、切り替えのタイミングだと考えてください。
なぜ「朝」なのか
犬が寝ているのは夜から朝にかけての時間帯だからです。日中にリビングが25℃あっても、明け方に15℃まで下がっていれば、犬はその15℃のなかで数時間過ごしています。測るべきは、いちばん冷える時間ですね。
安価な温湿度計をベッドの横に置いておくと、想像していた温度と実際のずれに驚くことがあります。千円程度の投資で、判断の精度が変わります。
【データ】犬は1日の46%を寝床で過ごす
「ベッドは後回しでいい」と考える方が多いのですが、時間で見ると印象が変わります。
成犬でおおむね8〜13.5時間、平均11時間弱。シニア期は16〜18時間まで増えることがあります。ベッドは1日でいちばん長く体が触れている道具です。
出典:犬の睡眠に関する各種研究報告より(成犬の平均は瑤10〜11時間との報告)
犬の睡眠時間についての報告を整理すると、成犬でおおむね8〜13.5時間、平均11時間弱。2020年の研究では平均瑤10時間という報告もあります。そしてシニア期には16〜18時間まで増えることがあります。
散歩が1日1時間だとすると、ベッドで過ごす時間はその11倍です。どちらを先に見直すべきかは、この比率が答えを出しています。
出典:睡眠時間は各種研究報告の平均値をもとにした試算
平均11時間として計算すると、1日の46%。散歩が1日1時間だとすれば、その11倍の時間を寝床の上で過ごしていることになります。
ハーネスのサイズには気を配るのに、ベッドは「なんとなく」で選んでいる——実は多くのご家庭がそうです。接している時間で考えると、優先順位は逆かもしれません。
寒いと感じているサイン。震える前に気づく
震えが出るのは、かなり進んだ段階です。その前に姿勢で教えてくれています。
| サイン | 見え方 | 段階 | 対応 |
|---|---|---|---|
| 体を丸めて寝る | アンモナイトのように | 初期 | 毛布を1枚足す |
| 四肢を体の下に入れる | 脚が見えない伏せ方 | 初期 | 床の冷えを疑う。ラグを敷く |
| 場所を移動する | 日向・暖房の近く・人のそば | 初期〜中期 | その場所の条件を寝床で再現する |
| 朝の起き上がりが遅い | 呼んでもすぐ動かない | 中期 | 寝具の切り替えどき |
| 震える | 小刻みに | 進んだ段階 | すぐ保温。続くなら動物病院へ |
逆に、脚を伸ばして横倒しになって寝ているなら、暑すぎるくらいの環境です。犬の寝姿は、実はかなり正確な温度計なのですね。
寒冷な環境では、体を丸めて体表面積を減らす姿勢が増えることが観察されています。寝姿勢の変化は、環境温度を判断する手がかりになると考えられています。高齢の犬や小型犬は体温を保ちにくい傾向があるため、特に注意して見てあげてください。震えが続く、食欲が落ちるといった変化があるときは、環境の問題と決めつけず動物病院にご相談ください。
犬種と年齢で、体感はここまで違う
同じ部屋にいても、感じている寒さは犬によって別物です。多頭飼いのご家庭では、これが悩ましいところですね。
| タイプ | 寒さへの強さ | 切り替えの目安 | 補足 |
|---|---|---|---|
|
ダブルコートの中〜大型犬 (柴・ハスキー・ゴールデン等) |
強い | 室温18℃を下回るころ | むしろ暑がることも |
|
シングルコート・短毛の小型犬 (チワワ・イタグレ・プードル等) |
弱い | 室温22℃を下回るころ | 早めの切り替えを |
| シニア犬(年齢問わず) | 弱い | 室温22℃を下回るころ | 体温を保ちにくくなります |
| 子犬 | 弱い | 室温22℃を下回るころ | 体温調節が未熟 |
| 猫 | 寒がり | 早め | 高い位置・囲われた場所を好みます |
サマーカットをした子は、まだ戻っていないかもしれません
夏に短く刈った子の被毛は、10月の時点ではまだ完全には戻っていないことがあります。見た目より寒がっている可能性があるので、少し早めに切り替えてあげてください。
多頭飼いは「選べる状態」にしておく
寒がりの子と暑がりの子が同居している場合、どちらかに合わせると片方が我慢することになります。暖かいベッドと涼しい場所の両方を用意して、選ばせるのがいちばん平和です。
猫は、犬とは別の条件で場所を選びます
猫を一緒に飼っているご家庭では、同じ部屋でも猫と犬で最適な場所が違うことに気づくと思います。猫は高い位置と囲われた場所を好む傾向が強く、床置きのベッドより棚の上や箱の中を選びがちです。
冬になると、猫は家のなかでいちばん暖かい場所を自分で探し当てます。人が驚くような場所(家電の上、洗濯物の山)に移動していたら、それは「今の寝床が寒い」というサインだと受け取ってください。猫用に選ぶときは、犬とは別に、囲われた形のものを高めの位置に置くのが基本です。
秋冬の寝具、何をどう替えるか
「冬用ベッドを買う」だけが選択肢ではありません。段階があります。
| 段階 | やること | 費用感 | こんなときに |
|---|---|---|---|
| 段階1 | 今のベッドの下にラグを敷く | ほぼゼロ | 床の冷えが主な原因のとき |
| 段階2 | 毛布を一枚足す | 小 | 自分で潜り込める子に |
| 段階3 | カバーを冬素材に替える | 中 | カバー交換式のベッドなら、本体はそのまま |
| 段階4 | ベッド自体を替える | 大 | 今のベッドが薄い・へたっている・洗えないとき |
厚みは「保温」にも「体圧分散」にも効く
厚みのあるベッドは、床の冷たさを伝えにくくすると同時に、体重が一点にかかるのも防ぎます。冬対策と関節への配慮が同じ方向を向くのが、この時期にベッドを見直す理由のひとつです。
Leo & Lunaはイタリアの職人が1点ずつ手作りしているベッドで、100回洗っても型崩れしにくい構造を想定して作られています。温度調節と体圧分散に配慮した設計で、生地は80種類以上から選べます。
丸まって寝る子と、脚を伸ばして寝る子では、必要な大きさがまったく違います。体重だけで選ぶと小さすぎたり、大きすぎて落ち着かなかったり。寝方と体重を入れるだけで適合サイズが出ます。所要30秒。
夏用は、すぐしまわない
切り替えたら夏用を片づけたくなりますが、1〜2週間は両方置いておいてください。犬は自分で快適な場所を選びます。どちらを使うかを観察してから、使わなくなったほうを片づける。これがいちばん失敗しません。
置き場所の見直し。ベッドより先に効くこと
実は、ベッドを買い替えるより先に効く要素があります。置き場所です。しかも、お金がかかりません。
冬の窓際は、思っている以上に冷えます
日中は日が当たって暖かい窓際も、夜は外気に近い温度まで下がります。「日向ぼっこできるから」と窓際に置いたままにしていると、いちばん寒い時間帯にいちばん冷える場所で寝ていることになる。
季節でベッドの位置を動かす、という発想を持っておくと便利ですね。夏は風通しのよい場所、冬は壁際へ。
床からの冷えは、手のひらで確かめられる
朝いちばんに、犬のベッドを置いている場所の床に手のひらを30秒当ててみてください。ひんやりするなら、その冷たさが一晩中、犬の体に伝わっていたということです。ラグを一枚敷くだけでも変わります。
暖房器具との距離にも注意を
寒いからと暖房の近くにベッドを移す方がいますが、ここは加減が必要です。犬は自分で離れられる状態でないと、低温やけどのリスクがあります。特に、動きの鈍くなったシニア犬や、寝入ると動かない子は要注意です。
目安として、ベッドの片側だけが暖かく、もう片側は涼しい状態にしておくと、犬が自分で位置を選べます。全面が均一に暖かいより、勾配があるほうが安全です。これは人間の子どもの寝具と同じ考え方ですね。
シニア犬は、睡眠そのものが変わっていく
最後に、シニア期の話をさせてください。ここは寝具選びに直結します。
時間が増え、質が変わる
シニア犬の睡眠時間は16〜18時間まで増えることがあります。そして重要なのは時間だけでなく質のほうで、深い睡眠が減り、短い睡眠が細切れに繰り返される「睡眠の断片化」が起きやすくなると報告されています。
細切れということは、寝床に出入りする回数が増えるということでもあります。縁が高すぎるベッドは、そのたびにまたぐ動作が必要になる。シニア期に「縁の高さ」が重要になるのは、この理由からです。
| 年代 | 睡眠時間の目安 | 寝床に求められること |
|---|---|---|
| 成犬 | 8〜13.5時間(平均11時間弱) | 体圧分散・温度調節・洗えること |
| シニア犬 | 16〜18時間まで増えることも | 上記+出入りしやすい縁の高さ/沈み込みすぎない反発 |
やわらかければよい、というものではありません。沈み込みすぎるベッドは、起き上がるときに踏ん張りが効かず、かえって負担になります。厚みと復元性で選んでください。
イタリアの家庭では、犬のベッドをインテリアの一部として配置する感覚が根づいています。だからこそ生地選びに時間をかけますし、置き場所も「部屋のどこに収まるか」から考える。結果として、風の通り道や動線から外れた落ち着く位置に置かれることが多いようです。見た目から入る選び方も、案外理にかなっているのかもしれません。
購入前の不安に、先に答えます
| 不安 | 実際のところ |
|---|---|
| サイズが合わなかったら? | ベッドは寝方(丸まる/伸びる)で必要な大きさが変わります。診断で確認してからのご注文をおすすめします。判断に迷う場合はLINEまたはメールでご相談ください。 |
| 届くまで何日? | 在庫のあるサイズ・生地は通常出荷です。Leo & Lunaは生地によって在庫状況が異なりますので、出荷の目安は商品ページの記載をご確認ください。 |
| 洗えますか? | 洗えます。100回洗っても型崩れしにくい構造を想定して作られています。洗濯方法は商品ページの表示に従ってください。 |
| 返品・交換は? | 状況によって対応が変わります。まずLINEまたはメールでご相談ください。 |
| 送料は? | 全国送料無料でお届けしています。 |
代官山のショールーム(渋谷区猿楽町12-10 / 11:00-17:00 / 月曜定休)では実物のベッドが見られます。画面の色と実物の色は印象が変わりますし、厚みと沈み込みは触ってみないとわかりません。お部屋の写真をお持ちいただければ、馴染む色をご提案します。ご予約はLINEでどうぞ。
「2026/10/22 朝19℃ 冬用に切替」の一行をメモに残しておいてください。来年の同じ時期に見返せば、判断を最初からやり直さずに済みます。地域と住まいが変わらない限り、切り替え時期はおおむね毎年同じ頃に来ます。
よくある質問
Q. 犬の寝具はいつから秋冬用に替えればよいですか?
カレンダーではなく室温で決めてください。目安は、朝いちばんの室温が20℃を下回る日が続くようになったときです。同じ10月でも地域と住まいで条件が違うため、日付では判断できません。
Q. 犬は1日どのくらい寝ますか?
成犬でおおむね8〜13.5時間、平均11時間弱と報告されています。シニア期には16〜18時間まで増えることがあります。1日24時間のうち46%を寝床の上で過ごす計算になり、散歩の時間よりはるかに長くなります。
Q. 犬が寒いと感じているサインはありますか?
体を丸めて寝る、四肢を体の下に入れる、日の当たる場所や暖房の近くに移動する、朝の起き上がりが遅くなる、といった変化です。震えが出るのはかなり進んだ段階なので、その前の姿勢の変化で気づけると理想的です。
Q. 床の上に直接ベッドを置いても大丈夫ですか?
冬はフローリングの床面が冷えます。厚みのあるベッドなら床の冷たさが伝わりにくくなりますが、薄いマットの場合は下にラグを敷くだけでも変わります。窓際と出入口付近は風が通るので避けたほうが無難です。
Q. 夏用のベッドはしまってよいですか?
すぐにしまわず、しばらく両方置いておくのがおすすめです。犬は自分で快適な場所を選びます。どちらを使うかを1〜2週間観察してから、使わなくなったほうを片づけてください。
1日の46%を過ごす場所を、
洗えて、へたりにくいものに
イタリアの職人が1点ずつ手作りするベッドです。100回洗っても型崩れしにくい構造を想定し、温度調節と体圧分散に配慮して設計されています。生地は80種類以上。お部屋のテイストに合わせて選べます。
測るのは朝いちばん。日中の室温では判断できません
丸まる・四肢を体の下=寒い/脚を伸ばして横倒し=暖かい
短毛・シニア・子犬は22℃で早めに。サマーカットの子も
窓際・出入口・エアコン直下を避け、壁際へ。費用ゼロで効きます
ひんやりするなら、その冷たさが一晩中伝わっています
犬が自分で選びます。観察してから片づける
今朝の室温は、何度でしたか
1日の46%を過ごす場所です。日付ではなく数字で決めれば、早すぎも遅すぎもありません。
サイズや生地で迷ったら、ご相談はLINEまたはメールで。お部屋の写真からご提案もできます。
LINE: lin.ee/WbsluzV | メール: info@alices-dogcat.com