犬のベッドサイズ選び
寝方から逆算する
結論:ベッドのサイズは「寝方×体長」で決める
先に結論からお伝えします。犬のベッドサイズは、体重表だけを見て選ぶと外しやすい。決め手になるのは「うちの子がどう寝るか(寝方)」と「体長」の掛け算です。
この記事を読み終える頃には、①愛犬の寝方タイプ、②必要な内寸の目安、③どのサイズを注文するか——この3つが決まっているはず。考え方はシンプルで、たった2ステップです。
ステップ1:寝方4タイプ(丸まる/伸びる/もたれる/散らかる)から愛犬のタイプを選ぶ
ステップ2:体長を測り、「体長+◯cm」の早見表に当てはめる。それだけです。
9月に入って朝晩が涼しくなると、夏のあいだ床で伸びていた子がベッドに戻ってくる季節。先日も代官山のショールームで「体重だけ見てMサイズを買ったら、うちの子には窮屈そうで…」というご相談がありました。実はこのパターン、とても多いのです。同じ8kgでも、丸まって眠る子と手足を投げ出して眠る子では、必要な広さがまったく違うから。
成犬は1日のおよそ半分、約12〜14時間を眠って過ごすと言われています。人間でいえばマットレス選びと同じくらい、ベッドのサイズは暮らしの質に直結する買い物なのですね。
愛犬はどのタイプ?寝方4タイプをチェック
まずはステップ1。ここ数日の寝姿を思い出してみてください。時間帯や気温で寝方は変わるので、「いちばん長い時間とっている姿勢」を基準にするのがコツです。
タイプ1:丸まる(ドーナツ型)
しっぽに鼻先をうずめるように、くるんと丸くなる寝方。安心したいとき、少し肌寒いときに多い姿勢と言われています。秋冬に増えるタイプで、体を預けられる「縁(ふち)」のあるベッドと相性がよい寝方です。
タイプ2:伸びる(横向きフラット型)
体側を下にして、手足をまっすぐ伸ばして眠るタイプ。深くリラックスしているときに出やすい姿勢とされます。丸まる場合の倍近い「長さ」が必要になるため、体重表どおりに買うと足がはみ出しがち。サイズ選びでいちばん誤解が起きやすいタイプかもしれません。
タイプ3:もたれる(縁まくら型)
ベッドの縁にあごや背中を預けて眠るタイプ。ソファの肘掛けや飼い主さんの足に寄りかかるのが好きな子は、だいたいこちらです。縁の高さとしっかり感が快適さを左右します。
タイプ4:散らかる(仰向け・大の字型)
お腹を見せて仰向け、あるいは斜めに大の字。警戒心がほどけている証拠とも言われる、なんとも幸せそうな寝方です。ただし必要面積は4タイプ中で最大。ワンサイズ上を最初から検討したいタイプです。
丸まる・伸びる・もたれる・散らかるの4姿勢を同一犬種で撮影。俯瞰アングルで体の占有面積の違いがわかる構図
ヘルシンキ大学(University of Helsinki)の研究グループは、犬の睡眠と休息の質が日中の行動や情動と関連することを報告しています。姿勢を自由に変えられる寝床の広さは、休息の質を支える基本条件のひとつと考えられています。
測るのは体長ひとつ — 正しい測り方
ステップ2の前半、採寸です。といっても、測る場所はひとつだけ。
体長=首の付け根(首輪の位置)から、しっぽの付け根まで。鼻先やしっぽの先までを含めないのがポイントです。ここを間違えると5〜10cm単位でずれてしまい、早見表そのものが狂ってしまいます。
採寸のコツ3つ
①立った姿勢で、背中のラインに沿ってメジャーを当てる。②柔らかいメジャーがなければ、紐を当ててから定規で測ってもOK。③動いてしまう子は、おやつタイムや寝ている隙に。1cm単位の精密さは不要で、だいたいの数字がつかめれば十分です。
ハーネス選びで使う胸囲・胴回りと、ベッド選びで使う体長は別物です。手元にハーネスのサイズメモがあっても流用はできませんので、ベッド用にあらためて体長を測ってあげてください。
横向きに立つ犬のイラストまたは写真に、首の付け根→しっぽの付け根の区間を矢印で明示。鼻先・しっぽ先は含めない旨の×マークも
【保存版】寝方×体重帯のサイズ判断表
ここが本記事の主役です。測った体長に、寝方タイプごとの「+◯cm」を足すと、必要な内寸(ベッドの内側の長さ)の目安になります。一般的なサイズ選びの考え方として、下の表をそのまま使ってください。
| 寝方タイプ | 必要な内寸の目安 | 縁(ふち)の考え方 | 体重帯による補正 |
|---|---|---|---|
| 丸まる(ドーナツ型) | 体長+10〜15cm | 体を預けられる縁があると安心しやすい | 〜5kgの小型犬は小さすぎに注意。丸まっても向きは変えます |
| 伸びる(横向きフラット型) | 体長+20〜30cm | 縁は低め〜フラット寄りが伸びやすい | 10kg以上は特に「長さ」優先。対角線の長さも確認を |
| もたれる(縁まくら型) | 体長+15〜20cm | あごを乗せられる高さとしっかり感が決め手 | 体重が重い子ほど、縁のへたりにくさを重視 |
| 散らかる(仰向け・大の字型) | 体長+30cm以上 | フラット面が広いものを。縁は一部でOK | 迷ったらワンサイズ上。25kg超は最大サイズから検討 |
2つの寝方を行き来する子は、大きいほうの数字に合わせます。たとえば「ふだんは丸まるけれど、夏の名残でまだ伸びて寝る日もある」なら、伸びる基準(体長+20〜30cm)で考えるのが安全です。
Leo & Lunaの工房があるイタリアでは、犬のベッドは「家具のひとつ」として選ばれます。職人たちの合言葉は「犬が姿勢を選べる余白を残すこと」。ぴったりサイズより、寝返りと伸びの余白を持たせる考え方が主流です。
ここまでで内寸の目安が出ました。ただ「うちの子は結局どのサイズ表記に当たるの?」を最終確認したい方も多いはず。そんなときは、寝方と体重を選ぶだけで答えが出る診断ページをご用意しています。30秒ほどで終わります。
寝方タイプと体重を選ぶだけで、Leo & Lunaのおすすめサイズがその場でわかります。この記事の早見表とあわせて答え合わせにどうぞ。
→ Leo & Luna ベッドサイズ診断をはじめる
迷ったら「大きめ」でいい理由
早見表で2サイズの境目に来てしまったら、どうするか。私たちの答えは決まっていて、大きめを選んでください。理由は3つあります。
理由1:寝方は季節と年齢で変わる
秋冬は丸まり、暖かい季節は伸びる。若い頃は丸まっていた子が、年齢とともにゆったり伸びて眠るようになることも珍しくありません。大きめのベッドは、どの寝方が来ても受け止められます。逆は成り立ちません。
理由2:長く使える設計だから、買い替え前提で小さくしなくていい
「大きいのは高いし、へたったら買い替えるからまず小さめで…」という発想は、消耗品のベッドなら合理的でした。ただLeo & Lunaは、100回洗濯しても型崩れしにくいことを目標に作られた頑丈な構造で、カバーだけの交換にも対応します。中身を活かしてカバーを替えながら使い続ける前提の設計なので、最初から「この子が一生使うサイズ」で選ぶ買い方が向いているのです。
理由3:模様替えしても好みが変わっても、生地で追随できる
生地は80種以上。インテリアの雰囲気が変わっても、カバーを替えれば同じベッドが新しい部屋に馴染みます。サイズさえ合っていれば、あとから調整できる要素ばかりなのですね。
よくある失敗3つと回避のコツ
失敗1:外寸を見て「十分大きい」と思い込む
商品ページの寸法が外寸(縁を含む外側の長さ)だと、縁の厚みぶんだけ内側は狭くなります。早見表と照らすのは内寸、または「縁の内側でどれだけ寝られるか」。わからないときはLINEで写真つきでお尋ねいただければお調べします。
失敗2:ソファやケージの寸法を測り忘れる
ベッド自体が部屋に置けるか、ケージやサークル内に収まるかは別の問題です。設置予定の場所の幅と奥行きも、注文前にひと測りだけしておきましょう。
失敗3:多頭で1台にまとめる
2頭がくっついて眠る姿は愛らしいのですが、サイズ計算上は「2頭分の体長」が基準になります。片方が伸びるタイプなら、思い切って1頭1台にするほうが、結果的にどちらもよく眠れることが多いようです。
Leo & Lunaベッドの俯瞰写真に、外寸と内寸(縁の内側)の2本の矢印を重ねて違いを明示
寝床が体に合っていない犬は、ソファや人のベッドに移ってしまいがちです。「自分の寝床がいちばん快適」という状態を作ることは、ハウストレーニングの土台にもなると言われています。サイズ選びはしつけの話でもあるのです。
まとめ:今日決められるチェックリスト
ここまでの内容を、注文前の最終チェックとしてまとめました。上から順に確認すれば、そのままサイズが決まります。
丸まる/伸びる/もたれる/散らかる。迷ったら長い時間とっている姿勢
首の付け根〜しっぽの付け根。鼻先・しっぽ先は含めない
伸びる子は体長+20〜30cm、散らかる子は+30cm以上が目安
100回洗える設計とカバー交換で、大きめを長く使うのが結果的にお得
置き場所の幅・奥行きの確認もお忘れなく
サイズが決まったら、
一生ものの寝床を
イタリアの職人が一台ずつ手作りするLeo & Lunaのベッド。大きめを選んでも、長く使える設計だから無駄になりません。
サイズはもう決まりました。あとは寝心地だけ
寝方×体長で選んだサイズなら、大きな失敗はありません。
最後の不安はLINEまたはメールでご相談ください。ショールーム(代官山)での実物確認も歓迎です。
LINE: lin.ee/WbsluzV | メール: info@alices-dogcat.com