獣医師コラム:香港で新型コロナウイルス感染者の飼育犬から弱陽性反応が出た事例について

獣医師コラム:香港で新型コロナウイルス感染者の飼育犬から弱陽性反応が出た事例について - Alice's Dog & Cat
新型コロナウイルスについて新たな情報がありましたので記事を追加いたしました。
香港で新型コロナウイルス感染者の飼育犬から弱陽性反応が出た事例がありました。
早速ですが、日本獣医師会は以下のように説明しています。参考にしてください。
■香港・漁農自然護理署は2月28日、新型コロナウイルス感染者の家庭で飼育されていた犬から同ウイルスの弱陽性反応が出たと発表しました。
しかし、日本獣医師会は、日本におけるペットの新型コロナウイルス感染症は考えでは問題とならないと考えます。
香港の例は、体にたまたま付着したウイルスの遺伝子を PCR で検出した可能性が考えられます。 また、報告された事例は本件 1 例のみであり、犬にウイルスが感染し、犬の体内で増殖して排出されたと確認されることはない。
今後の今回の事例は、新型コロナウイルスが飼育者から犬に移行したものと考えるのが検討であり、当面では、飼育者がしっかりとした感染防御の対応ができることが最も重要だと考えます。
【公益社団法人 日本獣医師会】
■また、飼育者が新型コロナウイルスに感染した場合 ペットはどうしたら良いかと言う質問に、東京都獣医師会は以下のように説明しています。
Q :私は新型コロナウイルスに感染しました。ペット(犬猫)とどう接したらいいですか?
A :あなたが病院等、隔離された場所に行かなければいけない場合には、安心してペットのお世話をしてくださいますよう。ペットを預ける場合、念のために、被毛を洗浄するか、またはペットと接するにはマスクやグローブをつけて、お世話をした後は、丁寧な手洗いを励行するようにお伝えください。
参考文献:2020.2.6 カリフォルニア大学デイビス校